二〇〇六年 セ界大戦後半総括
二〇〇六年 セ界大戦前半総括 からの続きです。
大戦の前半戦で主力艦の故障、撃沈と度重なる軍令部の作戦ミスによりセ界中心(セントラル)海域にて次第に他国より劣勢となった燕国海軍であるが、それでも大戦前半は海域中央での一進一退の攻防を続けていた。
<燕海軍航空隊の壊滅>
しかし、戦局も後半に入ってすぐに、主力B-29爆撃機戦隊(コードネーム「ポロッ・ロッカ」)が敵航空機との肉弾戦で長期使用不能となり、燕軍自慢のF-ブラザー編隊の一角が崩れてしまった。敵の攻撃を察知するレーダーの精度はFブラ編隊の3機体の中で最も優れていたB-29だったが、肝心の敵弾の回避能力が劣っていたのと、大戦当初から懸念されていた機体の耐久度の問題がとうとう噴出してしまった格好である。
燕艦隊はB-29のかわりに新型戦闘機A-7A(コードネーム:「フォックス」)
を緊急配備したが、航続距離が短い割に速度が出ずに命中精度も低いため、味方と誘爆し足をひっぱることもしばしばみられ、全くの期待外れに終わった。
とはいえ、まだ戦力として相手に認知されていないフォックス7を2番隊で出撃させ、おとり(犠牲)として使い、先頭(1番隊)のミグ23戦闘機(コードネーム:ブルー・サンダー)を敵陣深く突破させる、という作戦も立案されたが、結局軍令部はその方法をとらず、F2F(コードネーム:リグ・キャット)を2番隊に固定し、連日全く同じ時刻に出撃させる、という愚をおかしたため、完全に攻撃パターンを読まれて分断、包囲殲滅されいたずらに戦力を浪費する結果となってしまった。
B-29の離脱、ミグ23の分断孤立、により攻撃の核となるパターンを見失った燕航空隊は、敗色濃厚になった戦局後半にはその統制を完全に失い、さらに戦力の各個投入という戦術としては最もやってはいけない方法をとってしまった。
すなわち、
F2F(「リグ・キャット」)隊は力任せの突破をはかろうとしては敵艦の対空砲火によって丸焦げ(ポップフライ)になり、
A-3攻撃機(コードネーム:「ゲッツー!」)はレーダーなしでの目測爆撃を勝手に繰り返しては味方艦への誤爆を繰り返し、
ガンシップ1(コードネーム:「レッドヘアード・モンキー」)は他国の観戦武官が乗る船が近くを航行している時には本気で出撃するが、それ以外の時は戦果を適当に帳尻合わせて早々に退却するという軍法会議ものの背信行為を働く有様であった。
これらはひとえに、最前線の主力部隊を傭兵および傭兵志願の愛国心の薄い部隊で編成していたため、一端指揮系統が乱れてしまうと収集がつかなくなってしまう典型例であった。
一方敵は艦隊を後方支援する部隊に対する研究もぬかりなかった。
大戦当初は燕艦隊の主戦護衛機として活躍していたフォッケウルフFw-51(コードネーム:「ライスマン」)の欠点(標準装備している迎撃ミサイルの射程が実は自艦隊の第二(セカンド)警戒海域まで届かず、さらには命中目標より右へ右へと逸れていく)を見破り、次から次へと容易に防衛線を走破。敵に背後に回られた艦隊は危険にさらされ一撃で大破する艦も続出することとなった。
そして、航空戦力不足に悩む大本営はついに最終防衛線である本土から、艦船を改造して飛行能力を持たせた大型爆撃用飛行船「巨神兵宮隆」とテスト機あがりのA-10ステルス攻撃機(コードネーム:「ホワイト・ドッグ」)を出撃させた。
しかし、「巨神兵・・」は未完成のまま出撃したため、出陣当初こそ一瞬活躍したかにみえたが内燃機関にエラーが続出してメルトダウン。
一方のホワイト・ドッグ部隊は機体のデザインは優れているとの評判であったが、部隊長がなぜか突然「安全保障上の必要性のない侵略戦争には反対である」との立場を表明。専守防衛の精神と、「打たない、走らない、(ホームに)持ち込ませない」の非核三原則を明確に貫いたたため結局ステルス機能(目立たない)のみが目立つ、というよくわからない結果となってしまった。
<燕艦隊の悲劇>
航空戦力の相次ぐ離脱を重くみた軍令部はここにきてようやく艦船兵器ガトーリング砲とゴン・キャノンの併用を決意、これに海外から帰投し大戦前半の調整航海を終え、
「Make it ハープーンミサイル」を搭載した戦艦「一久」、復帰した戦艦「川島」とを合わせた「Iプロジェクト」を発令。敵との艦隊決戦を挑むことにした。
しかし、艦隊決戦などという前時代的な作戦は敵から相手にされることはなく、味方航空隊の援護ないままでの竜軍、虎軍の圧倒的航空兵力にさらされて見殺しのまま、全艦轟沈してしまった。
焦る大本営はさらに、スクリューが不調で前半戦で沈没したはずの戦艦「小猿」やレーダーの故障で離脱していた「五十嵐」らを無理矢理引き上げて応急修理で戦局に引きずり出したが、肝心のスクリュー・レーダーを修理せずに戦火のまっただなかに放り出すことはまさに無謀以外のなにものでもなく一方的な敵の掃射を受け爆発炎上、再沈没した。
栄光の燕海軍は大戦の最後は連戦連敗、大敗を繰り返してついにここに壊滅。
<学徒出陣と「ラロッカ特攻隊」、人間魚雷:「高井天」>
なんとか五分の線をキープして有利な条件で講和をすすめたい古田燕軍ではあったが、主力艦隊、航空隊を失った大戦終盤は既に敗色は濃厚となっており、ついには神宮本土決戦に向けて年少の学徒出陣を強行。
輸送船にみせた工作船「川端」や偽装漁船「村中」、「厚治郎」などで敵の後方補給線を撹乱するゲリラ作戦を展開しようとしたが、簡単に見破られて若い尊い命が多く失われた。
一説によると、被弾のため戦局を離脱していたB-29編隊の一部を、応急修理し、「貴様に来年などない」と、往路だけの燃料だけを搭載し、敵への体当たり攻撃を強要する航空攻撃隊「ラロッカ特攻隊」や、精度を一切無視して相手に向かって自爆攻撃を敢行する人間魚雷「高井天」などという非道な秘密兵器も使われたらしいが、詳細は謎につつまれている(殆ど効果はなかったという説が有力)。
敗戦後、燕軍令部の伊東艦隊長官、成本艦隊参謀、八重樫・杉村航空参謀らは戦後、戦犯として法廷にたつことになるが、それは後日別の章で述べることとする(?)。
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コメント
ま~た面白いの書いてますね~(・∀・)
個人的には
>他国の観戦武官が乗る船が近くを航行している時には本気で出撃するが、
>一方のホワイト・ドッグ部隊は機体のデザインは優れているとの評判であったが、
>人間魚雷:「高井天」
この辺りがツボで、昼下がりから爆笑しちまいました。
サッシが開いてるので多分ご近所さんに聞こえたことでしょう。
次回、後方支援機に格下げになった「エクスキューズ藤井」についても総括希望です。
投稿: グータラ主婦 | 2006年10月20日 (金) 15時42分
グータラ主婦様
コメントありがとうございます。
シーズン後半はあまりに不甲斐ない試合が多すぎて(撃沈した艦艇が性懲りもなく出てきてはまた撃沈することを繰り返す)、総括する気力も失っていましたが、まあ記事に出来てよかった?です。
あと、「エクスキューズ藤井」については自分がネタ元である手前、発信した責任としてやっぱりきっちりと一つの記事をもって総括しなければなりませんよねぇ・・・。
投稿: バッドやく丸 | 2006年10月20日 (金) 20時42分
燕軍の戦力は、来年さらに厳しさが増しそうです。主力戦闘機の老朽化、海外逃亡や、主力戦艦の故障など、課題山積みです。
人間魚雷はレーダーが最初っから付いてなかったみたいです。(TT)
投稿: おぎくま | 2006年10月20日 (金) 23時12分
学徒部隊は今日も「集合住宅建築販売軍」に敗北_| ̄|○
投稿: グータラ主婦 | 2006年10月21日 (土) 01時52分
なんか本物の学徒部隊に敗戦したようですね…_| ̄|○
投稿: グータラ主婦 | 2006年11月 4日 (土) 02時16分