前日のこどもの日、絶好の野球観戦日和にわざわざインチキドームにかけつけ、必死に早くから並んだ多くのファンと全国の善良な子供達に対し、裏切りともいえる最悪の無様な試合(0-8)を見せつけた古田スワローズ。
この試合で多くのファンを失ったことは想像に難くなく、公式のブログの書き込みもめっきりと減り、「楽天より弱い」などと怒りの書き込みがおどっています。
しかし、そもそもスワローズは東京六大学と同じくらいの実力で、四国アイランドリーグより弱いのです。
だから、今更何を、という感じで私は全く動揺していません。
シーズン前、スワブロの中では岩村、ラロッカの穴は若手の起用で埋まる、などと楽観視していた人もいるようです。しかし、今のところはその穴は全く埋まっていません。
私は元々この穴が埋まるなどとはとうてい思っていなかったクチなんで、今の低迷はむしろ想定の範囲内です。でも、過ぎてしまったことは仕方がない。
優勝しようなどとはなから考えていないケチケチ・フロントがチームを牛耳っている限りは仕方がないのです。
とはいえ、このままズルズルと3度目の同一カード3連敗を喫し、借金9ともなれば、もうファンから完全に見捨てられてしまうギリギリの段階にきていることだけは間違いありません。
にもかかわらず、今日の相手の先発予想は月間MVP、5連勝で防御率0.54、のセリーグNo.1投手高橋ケツノリ、一方こちらはコマ不足で誰が先発かも分からず、ルーキー高市が出てくるか、なぞといわれている圧倒的に絶望的な状況。
しかも、連休最終日で明日からは仕事始めだというのに天気は朝からの大雨。
こういう最悪の環境にもかかわらずインチキドームに本日足を運んだスワローズファン、彼らこそが真のファンといわなくてはなりません。
そして、野球の神はそういう真摯なスワファンを見捨てていませんでした。
これまで初回から打ち込まれることが多かった一久が、執念のピッチングで他チームから金で選手をかき集めたウンコチーム打線を封じてくれたのです。
今日はすべてのボールが低めによくコントロールされ、左打者の内角をびしびしせめる強気のピッチング、勝負所で三振を奪うスライダーの切れもよかった。
昨日のピカ松が全部球が高めに浮き、勝負球がすべて甘く入って痛打されていたのとは好対照です。
一久はどうしていつもこういう投球ができないのかが全く不思議ですが、ギリギリいっぱいの所でしか力を発揮できない、そういう体質の男であり、これまでも何度もこういうパターンを見せつけられてきたのでこれはもう諦めるしかないでしょう。
しかし、こういう時には圧倒的に頼りになる男であるのも事実です。
今日はホント、彼だけしか出来ない、というピッチングを見せてくれ、久々にじっくりとプロ野球を堪能しました。特に、8回の谷、小笠原、李スンヨプとの勝負は久々にプロとプロの力の勝負をみられた感じで圧巻でした。
最終回の高津も素晴らしかった。一点差で二岡、阿部、ゴンザレス、一人でもランナーが出たらヤバイところでしたが、全部バットの芯を外して凡ゴロとポップフライできっちりと3人で抑えてくれました。
一久、高津、二安打した宮本も含め、連敗ストップへの気迫、などといってしまうのは簡単ですが、こういう時に頼りになるのはやはりベテランの仕事、と感じます。
一方、打撃の方は相手投手がよかったのでしょうがないといえばしょうがないが、相変わらず貧打が続いています。
しかし、そういった中で先発、5番ファーストで起用された男・宮出の今季1号ホームランは爽快でした。ケツノリの球の中で唯一高めに浮いてくる外角のチェンジアップを逆らわずに反対方向にとらえたバッティングは見事(このボールはひっぱると全部凡打になります。米野がそうでした)。
ずっと変な使われかたをされて不遇をかこっていましたが、今日の活躍できっと吹っ切れたのではないかと思います。
一塁の守備も難しいボールをよくさばいて好守を連発し、最終回は守備固めでライトに回ってフライをきちんと処理しています。
監督はガイエルを外す気はないと思うので、これからは調子を見ながら一塁で武内と交互に使ってずっと5番で固定、でいいような気がします。もう三塁は守らなくていいです。
三塁といえば、飯原。相変わらずのザル守備で唯一の失点にも絡んでおり、せっかく先制にからむ三塁打を打っているのにちょっとヒーローになり損ねた感があります。
昨日もマズいプレーが随所に出ているので、まだまだ守備に合格点はあげられません。
転向してすぐファインプレーを連発した飯田のようになれとは言わないけれど、守備はもう少し頑張ってもらわなければ、飯原で勝つ試合より飯原で負ける試合の方が多くなるような気がします。
とはいえ先制のきっかけを作る三塁打はよかった。やはりケツノリの外角チェンジアップを逆らわずに持って行きました。
思い切りだけでは通用しなくなって打率も低迷気味、バットコントロールが悪いからボールがきちんと叩けないなあ、って思って見ていましたが、なぜか?この打席だけは巧く打ちました。
そして、ここで褒めたいのは打った後の走塁。最近原監督に抜擢されて結果が出ているからってちょっと天狗になっている鈴木尚が、試合の状況を考えずスタンドプレーに走ってつっこんで後逸したラッキーがあったとはいえ、果敢に三塁を陥れたのは素晴らしかった。
おかげでGWからなんとなく打ち始めた「なんとなく、ガイエル」のポテンヒットで先制でき、無敵ケツノリから8安打2点を奪い、これまでどのチームもなしえなかった黒星をつけることに成功したのですから、この走塁が勝利を呼んだという見方もできます。
良くも悪くも飯原は今年のキーマンとなってくるでしょう。
ショート宮本、セカンド田中、ファースト武内は十二球団でも上位の守備力だが現時点で打撃力は最低クラスといえるので、ブラックホール・ヒンダーズの看板を背負うとしたら自分、それを取り外せるのも自分、という覚悟で飯原には頑張ってもらいたいです。
さて、本日ドームにかけつけたスワローズファンの応援は、周辺8割を囲んだ、野球をよく分かっていないどこかのファンの声に比べて小さかったけれども、ホントよく頑張っていたと思います。
特に、6回に先制したときの東京音頭の最初の8小節
「くたばれ○売、くたばれ読○」
の声は応援の時の声よりも大きく放送にこだまし、全国を感動の渦に巻き込みました。
これこそずっと鬱屈していた気持ちが解放された瞬間、あきらめずに球場に足を運んだファンの執念、心からの声であったに違いありません。
つらいGWは終わり、チーム状態は決してよくはありません。
しかし、今日インチキ・ドームにかけつけたようなファン、こういう真のファンがついていることを忘れずに選手達にはこれからもベストを尽くしてもらいたい。
火曜からは因縁の横浜戦。相手は監督が替わるとこうもチームが変わるのか、というくらい好調をキープしているだけにチームの不利は否めませんが、
個々の乱闘能力ならスワローズが上のような気もします。
戦え!スワローズ!
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